LPガスルート営業の仕事とは?検針スタッフから営業へ転換した40代女性社員に本音を聞いてみた
LPガス業界に興味はあるものの、「未経験から営業になれるの?」「女性でも働きやすい?」「年齢を重ねてからでも挑戦できる?」と不安に感じる方もいると思います。
そこで今回は、最初は検針スタッフとして入社し、その後資格を取得してLPガスルート営業へキャリアチェンジした40代半ばの女性社員に、仕事内容やキャリア転換のきっかけ、女性として働く中で感じたことについて話を聞いたという形で、現場のリアルを紹介します。
まずは自己紹介をお願いします
記者
本日はよろしくお願いします。まずは簡単に自己紹介をお願いできますか?
営業
よろしくお願いします。
私は現在40代半ばで、関東地方のLPガス販売会社でルート営業をしています。
中途入社して今年で9年目になります。
最初の4年間は検針スタッフとして働いていて、その後、資格を取得してLPガスルート営業に転換しました。
子供は二人いますが、若い時に出産したので、今は子育てもだいぶ落ち着いています。
最近は自分の時間も少しずつ取れるようになって、休みの日には旅行に行ったり、サウナで整ったりするのが楽しみです。
今は一般家庭のお客様を中心に、定期点検やガス機器の提案、問い合わせ対応などを行っています。
検針スタッフ時代から地域のお客様と接する機会は多かったのですが、営業になってからは、より深くお客様の暮らしに関わるようになったと感じています。
LPガス業界に入ったきっかけを教えてください
記者
最初は検針スタッフとして入社されたとのことですが、LPガス業界に入ったきっかけは何だったのでしょうか?
営業
最初は、地域に根差して働ける仕事を探していたことがきっかけです。
当時は子育てもありましたし、生活に近い場所で無理なく続けられる仕事を探していました。
その中で見つけたのが、LPガス会社の検針スタッフの仕事でした。
正直、入社するまではLPガス業界について詳しく知っていたわけではありません。
ただ、実際に働いてみると、ガスは毎日の生活に欠かせないものですし、お客様との距離も近い仕事だと分かりました。
検針でお客様のお宅を回っていると、「いつもありがとう」と声をかけていただくこともありました。
そういうやり取りを通じて、地域の暮らしを支えている実感が少しずつ出てきました。
検針スタッフから営業へ転換した理由は何ですか?
記者
最初の4年間は検針業務を担当されていたとのことですが、なぜLPガスルート営業に挑戦しようと思ったのでしょうか?
営業
検針の仕事を続けるうちに、もっと業務の範囲を広げたいと思うようになったんです。
最初はメーターを確認して、お客様と簡単なやり取りをすることが中心でした。
でも、現場を回っていると、お客様からガス機器のことや料金のこと、ちょっとした困りごとを相談されることがありました。
その時に、自分で答えられることが少なくて、営業担当や先輩に確認することが多かったんです。
もちろんそれでも仕事としては問題ないのですが、だんだん「自分でももっと対応できるようになりたい」と思うようになりました。
LPガスルート営業になるには資格も必要ですし、勉強も必要です。
自分にとってはかなりチャレンジでした。
でも、ここは頑張りどころだと思いました。
せっかくLPガス業界で働いているなら、もう一歩踏み込んで、お客様の役に立てる仕事をしたいと思ったんです。
資格取得は大変でしたか?
記者
営業に転換するために資格も取得されたとのことですが、勉強は大変でしたか?
営業
大変でしたね。
久しぶりに本格的に勉強したので、最初はなかなか頭に入ってこなかったです(笑)。
ガスの法律や保安の知識、設備の仕組みなど、検針の仕事だけでは深く触れてこなかった内容も多くありました。
言葉だけ見ても難しく感じるものが多かったです。
ただ、現場で見たことがある設備や、お客様先で聞いたことのある内容と結びつけると、少しずつ理解できるようになりました。
検針スタッフとしての経験があったからこそ、勉強内容をイメージしやすかった部分もあります。
会社の先輩にも相談しながら勉強しましたし、分からないところは現場で確認しながら覚えていきました。
合格した時は本当に嬉しかったですし、「ここから営業として頑張ろう」と気持ちが切り替わりました。
LPガスルート営業は、どんな仕事ですか?
記者
実際にLPガスルート営業になってみて、どんな仕事だと感じていますか?
営業
お客様の暮らしに近い仕事だと思います。
営業というと、商品を売る仕事というイメージがあるかもしれません。
もちろん、ガスコンロや給湯器などの提案をすることもあります。
でも実際には、お客様の困りごとを聞いたり、設備の不安を解消したり、安心してガスを使っていただくための対応をすることが多いです。
検針スタッフの時は、お客様との関わりは短い時間が中心でした。
営業になってからは、点検や問い合わせ対応、機器の相談などを通じて、より深く関わるようになりました。
「何かあったら相談できる担当者」と思ってもらえることが大切な仕事だと感じています。
女性のお客様から相談されることも多いですか?
記者
女性営業ならではの強みを感じる場面はありますか?
営業
ありますね。
特に女性のお客様からは、女性スタッフだと喜ばれることがあります。
ガス会社の訪問というと、少し身構える方もいらっしゃいます。
特に一人暮らしの女性や、ご年配の女性のお客様だと、女性の担当者の方が話しやすいと言っていただけることがあります。
キッチンまわりの相談や給湯器の使い勝手など、生活に近い話になることも多いです。
そういう時に、同じ女性として話を聞けることは強みだと思います。
もちろん、男性営業だから駄目ということではありません。
ただ、お客様によっては「女性の方で安心した」と言ってくださることもあるので、女性営業が活躍できる場面はしっかりあると思います。
女性でも働きやすい仕事ですか?
記者
LPガス業界は男性が多いイメージもあります。女性でも働きやすいと感じますか?
営業
たしかに男性社員は多いです。
でも、女性だから働きづらいと思ったことはありません。
仕事の中では、重たいものを持ったり、現場で力が必要だったりする場面もあります。
そういう時は、同じ営業所の男性の仲間が自然にフォローしてくれます。
無理に一人で全部やろうとするのではなく、周りと協力しながら進める仕事だと思います。
配送担当や工事担当、同じ営業所の営業仲間と連携することも多いです。
私自身、女性だからできないというより、女性だからこそお客様に安心してもらえる場面もあると感じています。
体力面で大変な部分はありますが、そこはチームで補いながら働ける環境です。
検針スタッフ時代の経験は活きていますか?
記者
検針スタッフとしての経験が、今の営業の仕事に役立っていると感じることはありますか?
営業
とても役立っています。
検針スタッフの時に、担当エリアを回りながら、お客様の家の場所や地域の雰囲気を覚えました。
お客様と顔を合わせる機会も多かったので、営業になってからも「あ、前に検針で来てくれていた人ね」と言っていただけることがありました。
これはすごく大きかったです。
最初からまったく知らない担当者として訪問するよりも、お客様との距離が近い状態でスタートできました。
また、検針の仕事を通じて、ガスメーターや使用量の変化を見る感覚も身につきました。
営業になってからも、お客様の生活状況や使用状況を考えながら提案する時に、その経験が活きています。
仕事のやりがいは何ですか?
記者
この仕事をしていて、やりがいを感じるのはどんな時ですか?
営業
お客様から頼っていただける時ですね。
検針スタッフだった頃は、どちらかというと決まった業務を正確に行うことが中心でした。
もちろんそれも大切な仕事です。
でも営業になってからは、お客様の困りごとに対して、自分で考えて提案したり、関係部署と連携して解決したりする場面が増えました。
「相談してよかった」
「あなたにお願いしてよかった」
と言っていただけると、営業になってよかったなと思います。
自分が資格を取って、仕事の幅を広げたことで、お客様にできることも増えました。
そこに一番やりがいを感じます。
40代からでも挑戦できますか?
記者
年齢を重ねてから営業に挑戦することに、不安はありませんでしたか?
営業
不安はありました。
新しい資格を取ることもそうですし、営業としてお客様に提案する立場になることにも緊張はありました。
でも、40代だからこそ活かせる経験もあると思います。
子育ての経験や、生活者としての目線は、お客様との会話の中で役立つことがあります。
特にLPガスの仕事は、暮らしに近い仕事です。
お客様の生活を想像しながら話を聞くことが大切なので、年齢を重ねた経験が無駄になることはありません。
もちろん覚えることはあります。
でも、素直に学ぶ気持ちがあれば、40代からでも十分挑戦できる仕事だと思います。
LPガス業界を目指す人へ
記者
最後に、これからLPガス業界を目指す方へメッセージをお願いします。
営業
LPガス業界は、最初は少し専門的で難しそうに見えるかもしれません。
私も最初は検針スタッフとして入社したので、営業になるとは思っていませんでした。
でも、仕事を続けるうちに「もっとできることを増やしたい」と思うようになり、資格を取って営業に挑戦しました。
大変なこともありましたが、今は挑戦してよかったと思っています。
女性でも、40代からでも、未経験からでも、少しずつ学んでいけば活躍できる仕事です。
お客様と話すことが好きな方、地域に関わる仕事がしたい方、生活に近い仕事がしたい方には向いていると思います。
迷っている方がいたら、最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。
一つずつ覚えていけば、きっと自分の強みを活かせる場面が見つかると思います。
まとめ
LPガスルート営業は、未経験からでもキャリアを広げられる地域密着型の仕事です。
今回のように、最初は検針スタッフとして入社し、その後資格を取得して営業へ転換するケースもあります。
専門知識や資格取得の大変さはありますが、現場経験を重ねながら少しずつ成長できる環境があります。
また、女性のお客様から相談されやすい場面や、生活者目線を活かした提案ができる場面もあり、女性営業ならではの強みも発揮できます。
体力面で大変な仕事がある一方で、同じ営業所の仲間と協力しながら進められるため、女性だから働きづらいという仕事ではありません。
「地域のお客様と長く関わりたい」「生活に近い仕事がしたい」「今までの経験を活かして新しいことに挑戦したい」という方にとって、LPガスルート営業は十分に選択肢になる仕事です。
